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ブログ

2007 年 6 月 10 日

悔いは未来へ続く

 言うまでもなく、私たちは人と人との間で生きています。
自分らしくよい人生を生きるためには、人と人との間で自分を生かしていくことを意味します。そのためには、自分以外の人がその人らしく生きることを認めなければなりません。そこに自分勝手には生きられない大きな前提があります。
端的にいえば、他人が喜ぶような生き方、他人が幸せを感じるような生き方、それが人と人との間で生きること、自分らしく生きるということにつながるのだと思います。

 人と人との間で生きるということについて、自分の生きてきた人生が本当に他人のためになっていたか、これでよかったのだろうか、と考えることは大切なことです。そして、その答えは必ず「ノー」でなければならないと思います。人間は悔いなければならないのだと思うのです。自分のしてきたことが必ずしもベストではない、もっとできたことがあるはずだと思うこと、そこに悔いがあるわけです。

 もちろんベストを尽くしたから悔いはない、という感覚もあるでしょう。やり直すことはできないのですから、そう思いたい気持ちもあるはずです。
 しかし、悔いのない人間は謙虚になれません。それでは真の意味で成長、発展しないのではないでしょうか。人も組織も同じことでしょう。悔いがあるから今度は同じことをしないようにする。悔いがあるから、再挑戦しようとする。そして発展するのです。仕事でもスポーツでも悔しい思いは成長の糧なのです。

 過去を振り返ることは、そういう意味で、これからの人生を自問しているわけです。

代表

関根健夫( 昭和30年生 )