2012 年 12 月 30 日
自分へのご褒美 - 1泊北海道
今年も21日で研修、講演の仕事が終わった。今年はこれで講師として人前に立つことがない。人の前に立つことは、やりがいのある仕事である。毎日幸せを感じながらやっている。もちろん苦ではない。が、それなりに気をつかうことは間違いないのであって、人の前に立つことが今年はもうないと思うと、一年の節目としてほっとする。これもまた事実である。
今年は24日(月)が振り替え休日のため、22日から3連休であった。
22日(土)は出勤して事務仕事、午後から買い物に出かけ、夜は家内の料理の手伝いをした。
23日(日)は午前中に原稿を1つ書き上げ、夕方から札幌に行った。私の北海道好きはいずれ別途記すことにするが、北海道には毎年15回ほどは行く。仕事と遊びである。今年は北海道での仕事が例年よりも少なかったので、数ヶ月ぶりの札幌であった。北海道大好き人間としては、千歳空港に降り立っただけで何となくウキウキする。
かつて仕事で知り合った研修担当者2人に声をかけて食事に行った。この方々とは10年、いや20年近いお付き合いになるが、お会いするのは1年に1回か、いや2年に1回かである。現在は仕事上の直接の取引はないが、喜んで、というわけで日曜日にもかかわらず出て来てくれた。すすきのの居酒屋さん楽しく飲んで話をした。地元客中心の店、おでんとやきとりをお腹いっぱい食べ、日本酒を二日酔いにならない限界近くまでそこそこ飲んで、なんと1人2000円ちょっとであった。安い。
24日(月)は、朝、市内からバスでキロロへ行き、今年のスノーボード初すべりである。今年は雪が多く、スキー場は全コースオープン。しかも12月にしては豊富で、最上級者コースでも斜面に深く雪が付いていて転んでも大丈夫、とばかり不恰好を決め込んで滑った。さすがに最上級者コースを思うように滑れるほどの腕前ではないが、これだけ雪があればとりあえず転ばずに下りることができる。北海道の雪は、私のようなへなちょこスノーボーダーも何とか滑れるようにしてくれる。魔法の雪だ。
夕方には着替えて千歳空港行きのバスに乗る。18時には空港、18時30分には機上の人となり今回はプレミアムクラスに乗って、夕食を食べながらワインをいただいた。
20時には羽田空港。21時には帰宅である。
というわけで、1泊2日、約24時間の札幌滞在をした。北海道まで行って1泊とは何とももったいない話だと思うだろう。私もそう思う。しかし、思う存分という時間もないし、正直のところ家族への遠慮もある。家内からは、一人で遊んで、家庭的でない、と言われた。
ちなみに今年のホームクリスマスパーティは、娘の予定を配慮して25日(火)であった。その日は休暇を取り、午前は例によって原稿書き。午後からは買出し、そして夕方は原稿書きである。
多くの人にとっては、北海道旅行など一生に1回、いつかは行ってみたい、そんな憧れの地ではないか。千歳空港のロビーはそんな事情なのか、お土産をいっぱい抱えた人が多い。めったに来ない北海道なのだろう。両手に持ちきれないほどのお土産を抱えて、搭乗待合室に入るためのセキュリティチェックを他人の数倍の時間をかけて大騒ぎして通過する人々が多い。何とも滑稽な姿だと思うが、実は毎年15回以上も行く私のほうが普通でないのだ。
仕事納めは12月28日であるから、事務仕事、関係先との打ち合わせ、年末のあいさつなど社業は続いた。
28日の夕食は社員との会食会である。いつものこと、私の独断でちょっと良いものを食べようという趣向だ。去年と今年は上海に本店のある「上海小南国」にした。普通の中華料理に比べるとかなりおしゃれ。食器を変えれば、フランス料理といって出しても分からないかもしれない。この店、中国には数十店あるらしいが、日本では銀座だけ。なかなかない料理である。
今年も、多くの方々のおかげで良い一年だった。
この12月の出来事は、自分へのご褒美と勝手に思っている。
皆様に感謝である。
代表
関根健夫( 昭和30年生 )