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2014 年 8 月 28 日

若大将EXPO その2 - 思い出深い2日間

 一人11万円の、若大将バスツアーに参加した。
 前に述べたように、一度は参加を躊躇した。確かに内容に対しては金額が高い。何故、東京に住んでいる私が、都内のバスツアーに参加し、高輪プリンスホテルに泊まらなければならないのか。と思えばそのとおりだ。しかし、考え方を変えれば、である。そこまでしても光進丸には乗ってみたかった。

 このツアーの参加者は、募集要項では、最大160名だったが、結局は40名だった。半数ほどが私より若干お歳が上と思われるご夫婦。夫か妻かどちらかが加山さんのファンで、参加しているという。うちもそうだ。もう半数は、一人参加だ。そしてほぼ全員が、光進丸に乗ることができること、それだけが決め手だったと、口々に言っていた。私もそうだ。

 高輪プリンスホテルに宿泊したことは、2回目だ。十数年前に、社員と講師でテーブルマナーの研修会を受けた。ホテルの方に、講義をしていただき、食事をするという企画であった。その時に、さくらタワーがオープンして間がなく、当時そのホテルのサービスが話題になったので、後学のために宿泊してみた。
 高輪プリンスホテルは品川の駅前だから、プライベートで宿泊する必要は、まずない。しかし、だからこそ、今回宿泊することに特別な感があったことも事実。
 夕食のフルコースディナーも、そのうち2品が加山雄三氏のレシピによるもので、モッツアレラチーズ入り洋風茶碗蒸しと、フォアグラのトッピングがあるひれステーキコンソメソースが含まれる。食事の最後には、加山さんのビデオレター。ゆったりと食事をして、ワインを楽しみ、部屋でくつろぐだけ。
 朝も、高輪の街路を行く車やバス、通勤の人々を見ながら、ホテルのバイキング。何ともリッチだ。

 バス車内のビデオは加山雄三、行く先々での同好者との会話も加山雄三について、食事のメニューも加山雄三プロデュース、行く先々での展示、配布物も加山雄三、昼のお弁当も加山雄三の好み、デパートの催事場も加山雄三、神楽坂の散歩コースも加山雄三ゆうゆう散歩のコース、そして23日(土)日本武道館コンサートのリハーサル風景見学、夕方からの本番、2日間のすべてが加山雄三であった。

 何といっても光進丸。実際にデッキに乗って、キャビンを間近に見て、桟橋から妻と写真を撮ったりした。天気も上々、あの時間は楽しかった、嬉しかった、夢のようだった。こんな経験は、このバスツアーでなければできないものだった。
 結論。行ってよかった。本当によかった。なんと幸せなことだったか。
 振り返れば、夢のような1泊2日であった。

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代表

関根健夫( 昭和30年生 )