2015 年 4 月 1 日
ニュージーランド - 6年ぶりのリフレッシュ
13日から6泊8日の行程でニュージーランドに行った。
海外旅行は2009年に上海に行って以来だ。6年ぶりである。
その前に、オーストラリアに行ったことがあるが、地理的にも近く印象もよかったのと、かねてより妻が行ってみたいというので決めた。私はイメージとしてそれほど強いものはなかったが、何といっても子供のころに見た「ニュージーランドの若大将」、加山さんも行っているぞ。きれいな国、治安のいい国、まあ何でも見ておこうというわけだが、かといって、国のすべてを網羅する日程もない。
そこで、南島の世界自然遺産であるミルフォードサウンドとマウントクック、そのベースとなるクイーンズタウンを中心に、北島のオークランドの市内観光もついたツアーを選んだ。個人旅行でもよかったが、ツアーは移動の効率がいいし安心だ。かといって、食事から観光まですべてついているとつまらないので、適度に自由行動があればそのほうがいい。滞在は、クイーンズタウン4泊、マウントクックとオークランドが1泊ずつである。もっとも、日本からの直行便はオークランドが起点なので、ほとんどのツアーはオークランドで1泊して帰路につく。ニューランド第一の都市という意味でも、そこは見ておきたい。
クイーンズタウンは、人口2万人。その名のとおり、英国から来た人々が、王妃が住むにもふさわしいほどの美しい街であることから名付けたという。きれいなところである。ニュージーランドは工業などの産業が少なく、主たるものは観光である。特に南島は、観光と農業、漁業、畜産業だという。産物は、主にサーモン、羊毛、ラム肉、果実、ワイン。そういう背景もあって、この街は観光客が多い。国内の人、オーストラリア人、アメリカ人、カナダ人、日本人というところだが、ここも印象として中国人の多さに圧倒される。うるさいのですぐに分かる。写真を撮るから『どけ』という意味のことを言われた。ずうずうしい。こちらも景色を見ているのだ。こちらが終わってからにしろ、と言いたいが言えないのが日本人だ。おくゆかしいのではなく、語学力がない。
ニュージーランドは、もともと物価が高いらしいが、この街は観光地なのでさらに割高の様子。スーパーでも、感覚的に日本の30%増し。ハンバーガーは、サイズも大きいが10~20ドル。コンビニで売っているコーラの500ccのペットボトルは5ドルだった。1ニュージーランドドルが95円程度とすると、コーラ1本450円以上。
ちょっとしたレストランの食事は、一人前の料理が30ドル前後が多い。ピザも日本と同じサイズで20~25ドル。食事をしてお酒でも飲むと、1人5000円平均か。
せっかくだからと、少し高めの「ローリングメグス」というレストランに行った。ここは総じて1皿40~50ドル。しかし、それだけ出せば、ラムステーキ、サーモンステーキ、ムール貝など、実に美味しい。日本も美味しい店はあるが、やはり本場、量も味も満足できる。ここは、3人で2万円弱。
日中はというと、人々はたくさんの遊びをやっている。ジョギングやトレッキング姿の観光客はたくさんいる。ウィンドウショッピングもできるので、街を歩くのも楽しい。
町は、ワカティプ湖という大きな湖のほとりで、この湖は元々氷河からできているフィヨルドだという。周囲の高い山が迫って来る景色も素晴らしい。それを見てボーっとするのもいい。世界で一番古いという石炭を燃料とした蒸気船も、多くの観光客を運んでいた。
空を見れば、パラグライダーがひっきりなしに降りてくる。インストラクターとともに飛ぶタンデムは観光客だ。趣味の若者も一人でどんどん飛んでいる。ロープウェイにはマウンテンバイクを積む装置があり、何人もの人がそれで登っては降りてくることを繰り返していた。ビデオで見たが、山から自転車で降りるといっても、相当険しい急峻な坂を降りてくるアドベンチャーである。初心者にはつらい。
何か一つは体験したいと思い、結局、目の前の桟橋から出るジェットボートに、ちゅうちょする妻と娘を誘って乗った。水深が数十センチの浅い川を、時速80キロで疾走するアクティビティだ。ジェットボートは、スクリューではなく水と燃焼ガスを噴き出して進むので、ある程度の浅瀬でも走る。乗る人は、ライフジャケットと水に濡れてもいいように、厚手のレインコートを着せられる。3人で375ドルは安くはないが、これも記念だ。
他にも、バンジージャンプ発祥の地とあってさまざまなジャンプ場へのツアーがある。スカイダイビングの体験ツアー、ジェットボートのツアー、遊覧飛行、夜のスターウォッチングなど、実に多くのアクティビティがある。ここは、まさに遊びの宝庫である。
もう一度行って、今度は自由時間をたっぷり作り、何でもやってみたいと思った。
日本では反対されたが、ここなら妻もスカイダイビングを許してくれるかな。
お金さえあれば。
代表
関根健夫( 昭和30年生 )