TOP 1つ戻る

ブログ

2019 年 3 月 11 日

東京スカイツリーに行ってきました ー 純粋に気持ちがいい

 東京スカイツリーに行ってきた。初めてである。
 スカイツリーが完成してから数年が経つが、完成当初は入場に2時間待ちとか3時間待ちとかのニュースが流れ、”アホらし”まあそのうち、と思いつつ、一度も行ったことがなかったのだ。地元民とはそんなものかもしれない。

 スカイツリーの主な感想は2つ。
 1つは、350メートルを超える高さ、そこから景色を眺めながら感じたこと、純粋に気持ちがいい。これは人間が基本的に持つ感覚ではないだろうか。普段は目の位置が地上高1.5メートルくらいだ。そこから上からの視点は人間の持つ本能的な欲望なのだろうということだ。
 例えば、私は普段、普通自動車を運転するので、運転席に座った高さは地上から1メートルほどだ。たまにワゴン車を運転すると気分がいいと思う、それに似ている。普段の職場はビルの6階だから地上高は20メートルほど、住まいは8階だから25メートルほどだろうか。それが東京スカイツリーに登れば350メートルである。
 展望台は2か所あり、せっかくだからと450メートルにある特別展望台にも上がってみたが、この100メートルの差はあまり感じなかった。どちらも十分に気持ちがいい。タワーといえば東京タワーだが、完成したのが1958年、展望室は150メートル、特別展望室は250メートル、それでも当時は世界一高かった。250メートルに登ることは、ある意味で特別だった。これも気分がいいと思ったが、やはり高いところは単純にいいということ。

 もう1つの感想は、エレベータである。東京スカイツリーのエレベータは東芝製だそうだが、350メートルを1分弱で一気に上り、その揺れも気圧の変化もまったく感じないのだ。車でもちょっとした峠道に入れば、鼓膜が圧迫される感じはあるが、まったくといっていいほどそれがない。どういうことか。気圧を与圧調整する装置、それをさらに人の感覚に合わせて制御する装置が組み込まれているのだろう。世界のことは分からないが、エレベータといえば、東芝、三菱、日立、海外ブランドではオーチス、シンドラーくらいしか思い浮かばない。日本の技術は純粋にすごいと思った。

 今回東京スカイツリーに行くきっかけをくれたのは、友人のEさんが招待券を送ってくれたことであった。Eさんは類まれなる才能の持ち主で、人格的に素晴らしい人である。実業家、コンピュータ技術者、写真家、グラフィックデザイナー、画家、料理の研究もするらしく、実は何が本業なのか私もよく分かっていないのだが。東京スカイツリーをモチーフにしたデザイン画コンテストで優秀な賞をとっていて、そのデザインはスカイツリーグッズに採用され販売もされている。行かれる方は、遠藤一信という作家名でグッズが販売されているので、ぜひお買い求め下さることをお願いする。
 実は、私はそのことを知らなかったのと、そもそも、お土産を買う習慣がないので買って来なかった。人に勧めて自分は……。チコちゃんに叱られる。ごめんなさい。

代表

関根健夫( 昭和30年生 )