2019 年 6 月 10 日
沖縄に行って来ました ー 9泊10日の旅雑感
このところ毎年5月に沖縄で研修がある。沖縄県市町村振興協会が私の研修を企画してくれて、沖縄県内の市町村職員の方々が集まって研修会が開かれる。各市町村から希望者が那覇に集まるのだが、定員は48名で実際にはその倍くらいの応募があるという。結果として各市町村1~2名しか参加することができない。この研修に参加された方が、他の職員にも聞かせたいとおっしゃってくれて、ここ3年ほどは市町村振興協会の研修の前後に、独自開催を希望される各市役所、町村役場にこちらから出向いて研修をお受けしているのだ。
結果的に一昨年は7泊、昨年は10泊、今年は9泊、那覇市に宿泊することになった。
那覇市役所主催の研修の場合は、役所が市の中心部にあるから徒歩5分程度だが、沖縄県内の他の自治体への移動は概ねバスだ。例えば、沖縄市へは路線バスで約1時間かかる。朝の渋滞もあるから多少早めにホテルを出て7時ごろ市内発のバスに乗る。帰りはホテル着が夜7時ごろ。本島内の役所はだいたいこんな行程で移動する。
石垣市へ往復する際は、市内から新交通システムゆいレールで那覇空港に行き、始発の飛行機で石垣空港へ、空港から会場へはタクシー、この往復である。ホテル発は朝6時、帰着は夜8時から9時だ。
去年は那覇市内中心部の同じホテルに9泊した。毎日同じ部屋から、さあ今日も行くぞと仕事に行く。それはいいのだが、途中に土曜、日曜がある。同じ部屋から観光や遊びに行く、このことが何となくうんざりして気が滅入った。
今年は、初日が宮古島市だったので前日泊を宮古島にし、那覇市内でも4泊、1泊、2泊とホテルを3か所変わり、土曜日にはレンタカーを利用して万座ビーチに1泊したので、そういう意味では変化がついた。焦れることはなかった。やはり仕事と遊びは、環境を分けたほうがいい。
去年もこの時期に書いたが、問題は食事だ。沖縄料理はちゃんぷるーに代表される炒め物やラフテーなどの煮物が多い。ホテルの朝食でも必ずといっていいほど出される。くどい食感が続くことになる。新鮮な生ものが恋しくなる。那覇で一度、回転寿司屋さんに入ったが、お客は外国人が多く、東京の江戸前寿司とはネタが違う。仕方ないか。
沖縄の庶民的な居酒屋さんはグループで盛り上がっている客が多く、1人の客がしんみり飲めるという店があまりない。振興協会の方に一軒紹介していただいた。いい店であることは間違いないが、毎晩行くわけにもいかない。観光客目当ての沖縄料理飲食店は値段も高いし、ここもまた一人では寂しい。
那覇市内はステーキ店が多い。私は肉が好きだが、毎日石垣牛のステーキではお財布が持たない。アメリカンビーフを使った最近話題のステーキ屋さんは、200グラムのステーキが1000円ほどからと、それなりにリーズナブルなお値段だが、外国人客の行列ができていて場合によっては1時間以上の待ち時間だ。時間帯を選ぶか、町の中心部を避けて店を選ぶかの工夫が必要だ。
というわけで、沖縄の料理は美味しいが、ここ2年の旅の結論。食は工夫しないと飽きる。コンビニのレタスの入ったサンドイッチが無性においしい。
代表
関根健夫( 昭和30年生 )