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2021 年 11 月 23 日

難しいことは分かりませんが - 不可解なこと

 私は世の中のすべてのことに詳しいわけではない。もちろんである。テレビやヤフーのニュースによってそのことを知るしかないが「へーそうなんだ」と思うことがある。自身の考えが及ばないことなら「何でだろう」と疑問が残ることがある。
 ここ数ヶ月の出来事から。

 アフガニスタンがタリバンに占拠された。
 アメリカ大統領が、かの国には訓練された精鋭部隊20万人がいると、つい2~3日前に言っていたのに、わずか数日で首都までも陥落してしまったのは何故。
 その後、日本大使館の職員は、事態が決定的になる(アメリカ軍が撤退する)前に隣国レバノンに逃れたという。その時点では、かの国には民間の日本人がいたはずなのに、大使館の職員は先に逃げるのか。へえ、そうなんだ。邦人の最後の一人を見守ってから退去するのではないんだ。

 欧米に遅れて自衛隊は救援機を飛ばした。その時点では日本大使館の職員は退去した後であった。タイミングも遅いと思われるが、派遣した飛行機はプロペラ機。日本からは直接には飛べず、何回か給油する必要がある。現地は危ないので自衛隊ということなのだろうが、それにしても、一刻を争う事態にプロペラ機……?。
 自国民を救うために、タリバンと比較的関係が良いというカタール航空のチャーター機を使った国もあるという。何故そちらを使わなかったのか。隣国のジェット機のほうがどう考えても早いだろう。

 先般、衆議院選挙があった。選挙公報を閲覧し党首の演説を聞く限り、主な政党は分配だの給付金だのと、相変わらずのばらまきを公約。全国民に今度は20万円とか、女性が出産したら1回につき1000万円の支給だと主張した党も。あきれた。国民をバカにしているとしか思えない。
 去年、国から国民に一律10万円が支給されたが、その70%は貯蓄に回ったという。経済の活性化には直接働かなかったようだ。株価は上がったけど。
 もっとずっと前、うちの娘が小学生の時にも子どものための手当とかで確か一人3万円をもらった。その時もそのお金は子どもには使われず、家計の足しになったと批判された。一律のばらまきがいかに愚かな政策か、政治家は何故学ばないのだろうか。現金支給の援助を否定はしないが、必要な人に必要なタイミングで支給しなければ意味がない。私には難しいことは分からないが、配分を訴える政治に関しては、へえ、少なくとも私はしらけている。

 最後に東京都議会議員。女性議員に「産めないのか」とのヤジを飛ばした議員は先の選挙で落選した。
 今度は無免許運転が常態化し、選挙期間中に事故を起こし当て逃げした女性議員。それを公表せずに当選。当選後は議会に欠席状態だという。へえ、それでも毎月100万円以上の給与、200万円以上のボーナスが出るんだ。へえ、当選1年以内ではリコールはできないんだ。へえ、議会内での不正でなければ、一般社会での犯罪であっても、決議で辞めさせることもできないんだ。
 私には詳しいことは分かりませんが。

代表

関根健夫( 昭和30年生 )