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ブログ

2021 年 12 月 29 日

幸せはいつも自分の心が決める - 年の終わりに考えること

 今年はブログを書く頻度が低かった。考えがまとまらない、集中力がない、というより、様々な考えが去来するので、何か書くことへのハードルが上がっているようだった。こんな考えでいいのか、と。

 昨年には、新型コロナウィルスのことについて、リスクコミュニケーションの観点から思うことをあれこれ書いたが、状況も変わりつつある。その時点でのコメントには間違いはないと今でも思っている。結果的に疑問もあったが、そのことへの思いは今も強い。新型コロナウィルスと毎年のインフルエンザ、一体どこが違うのか。よく分からない。

 私もこの2年間で、新型コロナウィルスの影響で事務所を移転、会社を解散、清算した。私は来年67歳になる。体調のことも考えると、このタイミングは神様がくれたプレゼントだと思う。

 これまで私を支えてくれた本の1冊が、相田みつを氏の「雨の日には雨の中を、風の日には風の中を」だ。有名な書画集である。雨や風は誰のせいでもない。自分のせいでもない。人間にはコントロールできないものだ。ならば、何ごとも恨まず、ただその中を進んで行くしかないのだ。時にことに身を委ね、時に心を休め落ち着いて考える。凡人の私は理想どおりの人生を歩めはしなかったが、仏教の教えを元にした相田みつを氏の書は心の支えの一つであった。

 そんな今、私の心を癒やしてくれる言葉は、やはり相田みつを氏の「幸せは、いつも自分の心が決める」という書である。そう、私のポリシーの一つは「何があっても運が良い」である。これは永六輔氏の講演や本から感じたことだ。
 運が良いと思えば何があっても幸せなのだし、そういう運がついてくる。これは引き寄せの法則、加山雄三氏の言葉から学んだことだ。自分はついていない、運が悪いと思ったらそれは不幸になるだけなのだ。そういう人は法律だ他はこうだとか言い出して、自分の外に理由を求める。他や法的にどうであっても、結果として人が離れる。本来は自分の幸せに自分自身が向き合えばよいのだ。

 アイベック・ビジネス教育研究所は今はないが、私に指名でご依頼くださる研修、講演はまだいくつかある。数は少なくなったが、2~3年前までのようなハードスケジュールとは縁を切り、これからはのほほんと過ごしていくことにする。
 頼まれた講演は社会的使命だ。命ある限りこれらに全力で応じていきたいと思う。「ボーッと生きてんじゃねーよ」と、チコちゃんに叱られながら。

代表

関根健夫( 昭和30年生 )