2022 年 5 月 4 日
車を査定してみました - ○○○がいちばん
ラジオやインターネットで車買い取りのCMがやたらと耳、目につく。
私はマニアではないが車好きは自分で認める。幼稚園のときから乗り物に憧れ、とにかく車がほしい、いつかはクラウンというコマーシャルに憧れて育った世代である。かといって、車にはあまりお金をかけたくはない。学生時代から安い中古車を乗り継ぎ、できることは自分でメンテナンスしてきた。数年ごとに新車を乗り換える気はない。長く乗れば愛着も湧く。以前にもブログに書いたが、生涯で唯一、新車で購入したのは日産セフィーロのみで23年乗った。今の車は日産フーガである。6年落ちで購入して10年になる。
冒頭で述べた車の買い取りCMがあまりに耳につき、新車登録から16年のフーガだから、買い取りといっても価格はつかないだろうと思いつつ、インターネットの買い取り比較サイトにデータを入れてみた。売る決断をしたわけではなく軽い気持ちである。比較する買い取り会社を8社選べるようになっているが、比較的大手2社と小規模2社を適当に選んでクリックした。
すると、クリックしたと同時に携帯電話に着信。CMで買い取り実績日本一を叫んでいる○○○モーターからだった。いつ売却するのか、その後の車はどうするのか、どんな車を探しているのかなど、ひととおり聞かれ、とにかく近くの営業拠点まで来てくれという強引な言い分。こちらは、いつとか、どのようにとか、具体的な計画はないことを述べて断った。
その数分後、別の会社からの着信。ここは、今すぐにでも車を見に行くという。この2社は電話では価格を言わない。
さらに数分後、別の会社からも電話。ここは電話で具体的な価格を提示して、現車を見せてくれればプラスできるかもしれなという。さらに1時間後、また別の業者からメールで予想価格を提示してきた。
日本の車販売業界では、新車より中古のほうが販売数が多いこと、昨今の状況で半導体不足が新車の納入が遅れて中古車市場が過熱していることなど、知ってはいたが、なるほど激しい買い取り合戦である。いちばん早く電話をかけてきた○○○モーターはその1時間後にも再度電話をしてきて、とにかく明日、担当者の時間を取っておくからと来るようにと言う。私は約束をしませんよと断ったが、その日に営業担当者から予定の時刻に来ないとの着信。こちらは約束した覚えはありませんと。大手のディーラーはテレホンアポインターを置いて、約束を取ることが歩合の給与体型になっているらしい。
結局のところ、興味半分で3社に車を見せたが、結局は16年落ちのフーガでは高額がつくはずもなく、業者も利幅が大きくはないと見てか、その後はどこもあまり熱心にコンタクトをとっては来ない。やれやれである。
今回のことで分かったこと。買い取り専門会社のほうが買い取り価格が高かったこと。大手のディーラーは次の車を勧めてくること、こちらがメイン。今の車の買い取り額を提示してくるが、これは実質的に下取り。業界最大手という○○○モーターは、ネットで調べる限り相場より割高と思われる400万円以上の中古車を熱心に勧めてきて、肝心のフーガの買取額はゼロだという。
やっぱり、○○○がいちばん。
なるほど。
代表
関根健夫( 昭和30年生 )