2022 年 7 月 11 日
こんな数字は見たことがありません ― 東京ヤクルトスワローズ・コロナで心配ではありますが
小学生の頃からプロ野球のファンである。ごひいきチームは東京ヤクルトスワローズである。このことは以前にも書いているのでご覧いただきたい。
それにしても、こんな数字は見たことがない。
7月の初めだというのに、すでにマジックナンバーが点灯している。これは57年前の南海ホークスを抜いて史上最速だという。
しかも、7月10日時点で、セリーグ1位の東京ヤクルトスワローズと2位の巨人とは13ゲーム差。ペナントレースは独走状態だ。2位以下のチームはすべて勝ち負けの差で貯金がゼロかそれ以下。つまり、勝ち越しているのはヤクルトスワローズだけ。まだ7月だというのに、ここまで差がつくのは見たことがない。
小学生から大学生の頃まで、最初はサンケイ、後にアトムズ、そして今のヤクルトはとにかく弱かった。ファンであることに誇りはあったが、いくら応援しても勝てない。ペナントレースは5位か6位。勝たないことには惨めだった。そんな頃を思い出す。
今年の独走は、東京ヤクルトスワローズファンとしてはしてやったり、ありがたいことこの上ない。野球ファン全体にとっては、勝ったり負けたりで追いつ抜かれつのほうがおもしろいだろう。申し訳ない話であるが、古くからのヤクルトスワローズファンとしては、今年は本当に幸せである。
今年は間違いなく大丈夫、と思ったら、えっ、なんと監督以下20人以上がコロナウィルスの陽性反応だという。土日の阪神との2試合は中止になった。明日以降はPCR検査で陰性の選手だけで試合を行うというが、青木、山田、塩見など1軍の主力選手が出場不可能となれば、戦力の低下は否めない。2軍から相当数の選手を登録しなければならないわけだが、これが良いきっかけとなって活躍する若手選手が出てくることを信じている。
困難を乗り越えて勝利をつかむことに意義がある。このまま突っ走って欲しい、今年の東京ヤクルトスワローズである。
男が大地の花と咲く、野球はドラマだ、人生だ。(初代ヤクルトスワローズ応援歌・松岡弘投手歌)
代表
関根健夫( 昭和30年生 )