2023 年 1 月 20 日
期せずして - 年始に考えたこと
年始にあたって何か考えをまとめようと思っていたが、今年はどうにもまとまらない。病気ではないが何となく不調なのだ。原因は?と私なりに考えた。
そんなこと、と思われるかもしれないが、一つは確実に加山雄三氏のラストライブ、紅白歌合戦である。これが最後かと思うと寂しい気持ちになった。歌えるうちに引退するという引き際の決断はたいしたものと思うがファンとしてはやはり寂しい。これまでコンサート、ライブには数十回行ってきたし、何より小学4年生の時に見たエレキの若大将以来、憧れ、人生の目標だったからである。誰でもいつかは歳を取る、当たり前じゃないかそんなこと、でも寂しい。
不調の原因はもう一つ。年末31日、インターネットで探し群馬県藤岡市で評判の良いというおそば屋さんに行った。関越自動車道の藤岡インターから10分ほど、どう見ても人通りのない、車でしか行けない場所にその店はある。着いたのは13時30分で満席、順番待ちで名前を書く紙には4組あり、我々は5組目。おそば屋さんだからそれほどかかるまいと待つことにしたら、すぐに1組が呼ばれて入店していった。あと4組目だ。しかしながらそこから呼ばれたのが1時間以上。順番が来たのは14時45分ごろ。
入店すると、先ほど1時間以上前に入ったお客のところにはまだ食事が出ていない。よほど特別な注文をしたのか。こちらはすぐに天ぷらそばを注文。が、こちらもなかなか出てこない。どのテーブルのお客もイライラ感満載だ。
結局、私たちのテーブルに食事が来たのは16時。天ぷらそばの調理にそこまで時間がかかるものか。お腹は空くし、待たされることにイライラするし、胃腸にはよろしくない。出てきたおそばや天ぷらは確かに質量ともにそれなりに良い。しかしこうなると量は仇、お腹が受付けにくくなっている。なんとかかき込んで店を出たのは16時25分。
この店、家族で運営しているようで、厨房もフロアもそれなりに大忙しの様子。問題は1時間ごとの予約客へのテイクアウトのそばと天ぷらを揚げている状況。その目先の準備に意識がいってしまい、総体的に判断できていないことだ。1時間毎の予約客もその時間ぴったりに来るとは限らないわけだし、事実、大量の紙包みがレジ横に並んでいる。一人、4時の客が間違えて3時に取りに来たら、今すぐ作りますというわけで20分後には持ち帰らせていた。つまり、天ぷらそばは20分でできるのだ。私の席はレジに近かったので彼らの会話と動きがよく把握できた。家族で頑張っており一人ひとり好感は持てる。流行っている店なわけだ。しかし、目先のことに目一杯で、12卓ある入店客には効率的なオペレーションができていない、つまり一人ひとりの善意を統括するオペレーターがいない、悲しい人達と映った。
食後そのまま、軽井沢へ車で1時間。年末の贅沢と思い、ハーベストクラブに予約したフランス料理のフルコースの開始が19時過ぎ。件のことで消化不良の胃腸にはなんとも美味しくない。この歳になると、食べ過ぎ、食べるタイミングで胃腸の調子がすこぶる悪くなる。このことがきっかけになり、正月休みの1週間はおせち料理やお祝いの膳と胃薬とのコラボ状態。多少の調子のアップダウンはあるが、年が明けて20日ほど経つ今日でも胃が不調。今月は総じて何を食べても美味しく感じない。お酒はそれなりだが、例年よりは酒量は少なめで不調。
これが今年の始めの不調の原因とは、ああ情けない。
代表
関根健夫( 昭和30年生 )