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看護のふれ愛人間関係学


著編者: 関根健夫 著、千名裕 監修
出版社: 中央法規出版
刊行年: 1988.11 (第5刷発行:1997.3)
ISBN: 4-8058-0576-5
サイズ等: 19x13cm 四六判並製/234頁

税込価格: \1,728

ナースをはじめ看護の仕事に関わるすべての方のために書かれた最良の一冊。 患者や家族の方々に心から感謝されるような、 そんな素晴らしい看護を実現するための大切なことを わかりやすく解説する。

目次



[1]  看護における人間関係のあり方

1. 改めて考えてみたい人間関係の意味
2. 人間関係における話すことの意味と役割
3. 看護に患者の家族や友人との人間関係を生かす
4. 「だんまりナース」には看護はできない
5. コミュニケーションを生かす心配り


[2]  コミュニケーションの基礎を知ろう

6. 伏せられたコップに水は注げない
7. 患者はナースの言葉を防ぐことができない
8. 話すときの相手の心理変化が人間関係の第一歩
9. 相手の心理変化は「恐れる」ものではなく「読む」もの
10. 話の意味は相手の心を通じて決定される
11. 話の波長は相手に応じて合わせること
12. あなたの話は目でも聞かれている
13. 患者の話は目と心で聞き取ろう


[3]  人間関係の第一歩は言葉かけから

14. 言葉かけの工夫で相手の心の扉を開こう
15. 心のふれあいは先に言葉をかけることから
16. 明るいあいさつの基本はいきいきとした響きである
17. 初対面のあいさつでラポールをかけ渡そう
18. あいさつは言葉を続けることで生きる
19. 関心表現はあなたの人間味の表出である
20. マジックフレーズは心を満たす魔法の働きを持つ
21. 話を生き死にさせるのは目の焦点にすべてがある


[4]  素晴らしい人間関係をつくる話し方

22. 自分の中に表現があり、表現の中に自分がある
23. 人間の魅力は話をはかりに乗せればわかる
24. 相手に話すのは言葉ではなく心である
25. 患者と共に病と戦う心を表わすには話の方向を考える
26. 心の狭さ「否定表現」、心の広さ「肯定表現」
27. 上昇表現は話し手の温かさと積極性の表れである
28. 自尊心を守る心が受容表現を呼び起こす
29. 価値づけ表現はほめ上手の第一歩である
30. 相手のマイナスは中和表現で埋めていく
31. 依頼表現は指示による反発を防ぐことができる
32. 親切な話には付け加えが光っている
33. プロの知識は言い換えて患者に提供する
34. 患者との雑談は看護に必要な情報がいっぱいである
35. 相手の話を聞くことは黙っていることではない
36. 相手の話を聞くことのポイントはこれ
37. 話題の引出しを豊かにする方法
38. 会話の話題であなたの程度が知れるわけ
39. 人のうわさはあなたの人間関係を台なしにする
40. センスが光る美しい言葉をつかう知恵はこう働かせる
41. 正しい言葉づかいは相手に応じて違ってくるもの
42. 行き届いた説明が患者の心を豊にする
43. やることさえ分かれば患者は看護に協力してくれるもの
44. 患者に気力を起こさせることが看護の務めである
45. 真の人間関係はしかることができるものである


[5]  確かな人間関係をつくる患者への接し方

46. 他人に優しいナースは自分には厳しいものである
47. 何と言っても信頼の基本は知恵と技術である
48. 人間でなければできないことに徹する
49. 患者に好かれ信頼されるポイントはこれ
50. 老人の患者には時として根気との戦いになる
51. 老人患者へのていねいさはこのように表わす
52. 子供の患者は「育てる心」で接する
53. 患者の信頼はナース全員の努力でつくり上げる
54. 看護の人間関係は看護者側の問題として取り組むもの


[6]  よい看護をするための前提(院内の人間関係)

55. 他のスタッフとのよい人間関係づくりが看護を生かす
56. 他のスタッフとの人間関係では目的を意識しよう
57. 正しく伝えるには結論先行型が効果的である
58. 要点を整理して話すのは自分にとっても重要である
59. しかられ上手は心にエネルギーを蓄えるもの


[7]  正しいマナーで、人間関係を豊にしよう

60. 人間関係を大切にする心がマナーを育てる
61. マナーの第一歩は身の回りに光をあてる心がけ
62. 第一印象はその後の人間関係を決定することが多い
63. 人間関係の第一歩は美しいおじぎから
64. 掌の使い方、歩き方は美しさの基本
65. オシャレは「人に見られてこそ」である
66. 患者への思いやりは身の回りのものへの思いやりでもある