臨機応変!!
電話のマナー
完璧マニュアル
著編者: 関根健夫 著
出版社: 大和出版
刊行年: 2013.4.30
ISBN: 978-4-8047-1792-0
サイズ等: 19x13x1.3cm/188頁
税込価格: \1,404
1本の電話にどのように応対するかによって、個人の能力や組織の姿勢がみえてきます。
状況に応じた電話対応の仕方がひと目でわかるように、実践で役立つ会話の具体例とその解説、言いまわしをまとめたフレーズを収録。
目次
PART 1 これだけは押さえておきたい
ビジネス電話の基礎知識
Lesson 1 声の出し方・話し方
第一印象は声の出し方で決まる
・「高さ」「大きさ」「スピード」に留意する
Lesson 2 言葉づかい①
挨拶の言葉とお辞儀が重ならなようにする
・「尊敬語」と「謙譲語」をきちんと使い分ける
・人の呼び方にも注意する
Lesson 3 言葉づかい②
マジックフレーズで温かい印象を与える
・印象がグッとよくなる言いまわし
Lesson 4 あいづちの打ち方
あいづちで会話のペースをつかむ
・「聞いている」ことをアピールする
Lesson 5 感じのよい話し方
肯定的ないいまわしで相手の気持ちをほぐす
・「イエス・バット法」と「ノー・バット法」
・プラスの表現で締めくくる
・依頼的に言えば角が立たない
Lesson 6 使ってはいけない言葉
不快感を与える5つのNGフレーズ
・ビジネスにはふさわしくない表現もある
Lesson 7 メモの使い方
第三者に用件を伝えるときの必須アイテム
・確認・復唱は積極的に行う
Lesson 8 日頃の情報整理
よくある問い合わせには答えを用意しておく
・電話の取り次ぎをスムーズにこなす秘訣
Column 1 相手によって態度を変えるな!
PART 2 【基本】
絶対に失敗しない電話の受け方
Lesson 1 電話を受けるときの手順
取り次ぎの流れを整理しておこう
・手順をつかんでおけば怖くない
・問い合わせの電話にはわかる範囲で応対する
Lesson 2 第一声から挨拶まで
はじめの対応が会社のイメージを左右する
・「明るく」「さわやか」が大原則
・3コール目までに出るようにする
・挨拶の基本フレーズを覚えておこう
Lesson 3 取り次ぐために保留にする
「少々お待ちください」は1分が限度
・相手を待たしてしまうときの注意点
Lesson 4 名指し人がすぐに電話に出られない場合
ケースバイケースで3つの方法を使い分ける
・相手の立場を優先するのが基本
Lesson 5 名指し人が電話中の場合
そのまま待ってもらえるかどうかを尋ねる
・緊急の場合はメモで指示を仰ぐ
Lesson 6 名指し人が会議・接客中の場合
「席を外している」と伝えて名指し人の指示を仰ぐ
・取り次いだほうがよい場合もある
Lesson 7 名指し人が不在の場合
外出先や休みの理由は伝えなくてもよい
・外出先は教えないのが原則
・休みの理由は言わなくてもよい
・「帰った」「辞めた」の区分は明確にする
Lesson 8 折り返し電話をする
「復唱」と「名乗り」を忘れないようにする
・折り返し電話を頼まれたときの手順
Lesson 9 終わりの挨拶をする
用件がすんでも決して気を緩めない
・相手が電話を切ってから受話器を置く
Column 2 「いつもお世話になって」いる?
PART 3 【応用】
電話を受けるときのトラブル解消法
Lesson 1 すぐに電話に出られない!
折り返し電話による対応も考慮する
・電話中にほかの電話が鳴ったときは?
・食事中に電話が入ったときは?
Lesson 2 相手の名前が聞き取れない!
不快にするおそれがあれば問い詰めない
・何度も同じことを尋ねてはいけない
Lesson 3 取り次ぐ先がわからない!
相手の気分を害さないように穏やかに確認する
・相手が名指し人の名前を間違っているときは?
・相手が担当者を間違っているときは?
・同じ名字の社員が2人いるときは?
Lesson 4 相手の名前を忘れてしまった!
「確認」という言葉で切り抜ける
・名前をもう一度訪ねるときのコツ
Lesson 5 居留守を使うように指示された!
名指し人に代わって相手の用件を聞いておく
・用件を聞くことで印象が変わる
Lesson 6 名指し人が遅刻している!
言いまわしを工夫する場合もある
・誠意と配慮で相手に納得してもらう
Lesson 7 用件を聞いておくように指示された!
名乗ったうえでメモと復唱を怠らない
・代わりに用件を聞くときの手順
Lesson 8 セールス電話がかかってきた!
名指し人の代わりに断ることもある
・名指し人の意志として伝える
Lesson 9 言っていることがわからない!
相手の話を復唱しながら内容を確認する
・あいづちを有効に使う
Lesson 10 周囲が騒々しい!
いったん保留にして静かな環境で話す
・まずは周囲に静かにしてもらう
・別室に移動するときのマナー
Lesson 11 間違い電話がかかってきた!
電話番号を確認して丁寧に応対する
・名乗る以上は丁寧に対応する
Lesson 12 転送ボタンを押し間違えた!
相手を確認して名指し人に取り次ぐ
・誤りについては正直に詫びる
Lesson 13 社員の家族から電話がきた!①
社員のことは尊敬語を使って相手に伝える
・家族からの電話は急用が多い
Lesson 14 社員の家族から電話がきた!②
相手が子どもでも丁寧な表現を心がける
・相手が理解できる言葉を使う
Lesson 15 友人から電話がかかってきた!
プライベートな用件は折り返し電話で処理する
・職場の雰囲気を乱すのは厳禁
Column 3 温かい一言が嬉しい
PART 4 【基本】
相手を不快にさせない電話のかけ方
Lesson 1 電話をかけるときの手順
あわてずに話を進める5つのステップ
・電話をかけたら積極的に話を進める
Lesson 2 電話をかける前の準備
用件だけでなく相手の情報も整理しておく
・事前準備の4つのポイント
・相手が忙しい時間帯は避ける
Lesson 3 挨拶から取り次ぎの依頼まで
少し大きめの声でゆっくりと話す
・積極的な姿勢で話を進める
・取り次ぎを頼むときの注意点
Lesson 4 名指し人と話す
相手の都合を確認してから用件に入る
・改めて名指し人に挨拶する
Lesson 5 相手が不在の場合
折り返し電話や伝言を依頼することもできる
・対応のしかたには3つのパターンがある
Lesson 6 アポイントメントを取る場合
相手の都合を優先してスケジュールを調整する
・アポを取るときの3つのステップ
Lesson 7 問い合わせをする場合
事前に調べておき要領よく訪ねる
・問い合わせの電話をする際の注意点
Lesson 8 お礼を言う場合
お礼の電話は早いほど好印象を与える
・場合によっては出向くことも必要
Lesson 9 お詫びを言う場合
お詫びするだけでなく原因や対策も伝える
・早めの対応で誠意を表す
Column 4 電話だから気軽に言える?
PART 5 【応用】
電話をかけるときのスマート話法
Lesson 1 会話のペースをつかむには?
質問することで会話の流れを引き寄せる
・質問には5つの種類がある
Lesson 2 不在の相手に繰り返し電話をするときは?
2回目以降の電話であることをアピールする
・何度も電話したことを詫びる
Lesson 3 不在時にかかってきた電話にかけ直す場合は?
すぐに電話をかけて誠意を伝える
・用件の前にお詫びの気持ちを伝える
Lesson 4 相手に「お願い」する場合は?
つねに一歩下がった態度で依頼する
・立場が有利でも命令口調は厳禁
Lesson 5 相手に「催促」する場合は?
依頼的な言いまわしで要求を伝える
・高圧的な態度は相手を硬化させる
Lesson 6 間違い電話をかけてしまったら?
「ご機嫌うかがい」に切り替えることもできる
・対応しだいでチャンスにつながる
Lesson 7 留守番電話につながったら?
簡潔にメッセージを残すのがマナー
・留守録にも「流れ」がある
・途中で録音時間が終わってしまったら?
Lesson 8 上司の自宅に電話をかける場合は?
上司が不在のときは必ず伝言を残す
・まずは非礼をお詫びする
Lesson 9 言い忘れ・言い間違いに気づいたら?
落ち着いて補足・訂正すれば問題ない
・「確認」の体裁をとることもできる
・間違いはすぐに訂正するのが原則
Column 5 電話ですませるつもりか?
PART 6 もう怖くない!
クレーム電話の対処法
Lesson 1 クレーム電話への心がまえ
苦情ととらえずに積極的に対応する
・クレーム対応であなたの真価が問われる
・クレームはただの苦情ではない
・声の大きさや抑揚にも十分注意する
Lesson 2 クレーム電話を受けるときの手順
クレームを解決するための5つのステップ
・ステップごとにポイントを押さえる
Lesson 3 クレームの内容を聞く
途中で反論しないで客観的事実を見つけ出す
・最初からクレームと決めつけない
・相手の言い分に反論や口出しはしない
・主観的事実と客観的事実の違い
Lesson 4 相手への共感を示す
全面的な同意でなくても共感を示すことが必要
・どんな内容でもまずは同意・共感する
Lesson 5 お詫びの言葉を述べる
不快な思いをさせたことに対してお詫びする
・なぜ、お詫びしなければならないのか?
Lesson 6 担当者に取り次ぐ
相手に同じことを2度言わせてはいけない
・自分勝手な判断は厳禁
Lesson 7 折り返し電話を効果的に使う
時間をおくことで相手の興奮を冷ます
・理由を述べないと相手は不安になる
Lesson 8 相手の興奮を鎮める
話し方を工夫してこちらのペースに引き込む
・相手を落ち着かせるための2つのポイント
Lesson 9 初期対応でクレームを解決する
その場で解決するクレームには率先して取り組む
・「○○課長さん」という呼び方は正しい?
Lesson 10 二次クレームを防ぐ
相手との論争を避けてお詫びの言葉を述べる
・水掛け論にならないように注意する
Lesson 11 アフターフォローする
たった1本の電話でも相手の心に響く
・出向いてお詫びする姿勢を示す
Column 6 顔が見えないということは?
PART 7 これで万全!
携帯電話のビジネスマナー
Lesson 1 携帯電話の特徴
便利なツールも相手の負担になることがある
・携帯電話のデメリットも理解しておく
Lesson 2 携帯電話の基本マナー
マナーモードにするだけではビジネスマン失格
・機種の特徴を把握しておく
・マナーモードではいけない場合もある
Lesson 3 相手の携帯電話に電話をかける
相手の都合や状況を尋ねてから用件に入る
・落ち着いて話せるかどうかを確認する
Lesson 4 自分の携帯電話から電話をかける
相手に不快感を与えない場所からかける
・歩きながら通話はしない
Lesson 5 相手の声が聞き取りにくい場合
電波の状態が悪いときはいったん電話を切る
・相手にこちらの状況を知ってもらう
Lesson 6 会話の途中で電話が切れた場合
相手から再びかかってきたら丁寧にフォローする
・こちらからかけ直すのが賢明
Lesson 7 緊急の用件がある場合
携帯電話にかけると同時に伝言も頼む
・自分の携帯電話に連絡してもらってもよい
Lesson 8 携帯電話にかけてもよい時間帯
相手の「仕事時間」に合わせるのが基本
・「いつでも……」にも限度がある
Lesson 9 携帯電話の番号を教えたくない場合
会社が窓口になることをソフトに伝える
・折り返し電話で対応するのが一般的
Column 7 電話の1本ぐらい、してもよいのでは?